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ウツワ/Visual Merchandising
2022.9.9

ブランドのイメージを体現する【マネキン】。その適切な選定方法と知っておくべき知識とは

こんにちは。VMDコンサルタント PLAY齋藤です。

本日はタイトルのマネキンについてのお話を少し。

マネキンの選定は多くのメーカーから規模や持っているマネキンの種類、または対応力などを総合的に考慮し、さらにそこから希望のマネキンを探し(提案をもらう場合も)、サイズが自ブランドの商品にフィットするかを確認します。

ここをしっかりと行わないと気に入ったマネキンを見つけても地域的に対応しておらず配送での対応となりメンテナンスの際も送り送られと手間がかかる場合もあります。

このような事態を避けるためにも対応地域やメンテナンスの方法や手順などもしっかりと確認が必要です。

また、物によっては買取しかしていなかったり最低レンタル期間などの設定があったりしますのでそこのあたりも確認し、なるべく自分達の希望に合うように商談しましょう。

似合うマネキンを探す

次に希望のマネキンを見つける際の注意点としては、「個人の好みによらない」です。

VMDも人間で特に表現者としては好みがはっきりと出る場合もあります。

ただ、その好みがブランドに合えばいいのですがそうでもない時もあり店頭で見かけた時に「なぜにそのマネキン??」といったブランドもあります。

マネキンはただ単純に服を着せるVMDツールだけでなくブランドの顔としてVPを受け持ち、お客様への印象付けにも関わってきます。

既述ですが、そんなマネキンを探す際に大切なのは

①ブランドの表現したいイメージあっているか?
②サイズは大丈夫か?
③展開店舗へ対応可能な地域まで展開しているか?
④メンテナンスやその際のコストの確認などがあります。

①はそもそもマネキンがいいのかトルソーがいいのかなどを決め、ブランドの雰囲気と合う種類を選びます。その後にポーズや表情などで伝えたいイメージが伝わるかをしっかりと考えます。

②はサンプルを借りてブランドの商品を試着させます。その際の肩幅、ウエスト(レディースであればバストも)、ヒップ、身長、ヒール高(主にレディース)のスペックと言われる体型を確認します。例えばJKであれば肩幅やバストが、ボトムであればウエストとヒップが関係してきます。
もし、本当に気に入ったものがサイズだけ合わないという場合はレンタルする期間と体数にもよりますが改造という手段もあります。この改造は1からすべて製作となるとコストも製作期間もかなりかかるので、その手前の部分改造がおすすめです。例えばバスト小さくする、大きくするや、ウエスト、ヒップ、肩周りなども可能です。
ただ、ここはレンタルでの対応でとなるとある程度の体数と期間(年単位)が必要なのとメーカーによりけりですので交渉でうまくいけば・・・といった感じになります。

③対応地域はレンタルするメーカーによりさまざまです。大手はほぼ全国(一部地域と離島はNG)対応でほとんどの地域で持ってきて組み立て・設置までしてくれます。
ただ、メーカーにより長期レンタルであれば初回の納品コストなしのところや運搬費用のかかるところなどもありますので要確認です。
あまり頻繁にはないですが什器のレイアウト変更で使用体数の変更で一部返却や追加の際に持ってきてくれるか配送となりこちらで梱包発送の対応するかなどに影響がでてきます。

④メンテナンスについては初回のレンタル契約の際にしっかりと決めておいた方が良い項目です。長期レンタルの場合は半年、一年と使用しているとどうしても着替えの際に傷がついたりします。その際にメンテナンスが必要となるのですが、無料なのか有料なのか、無料の場合は頻度はどの程度でメンテナンスしてもらえるかなどです。
また、メンテナンスの際の交換方法なども確認事項です。
この内容をしっかりと決めていないと使い続けて傷だらけのマネキンなどになってしまい、ブランドの顔にも傷がついてしまいます。

上記にのようなポイントに気をつけてレンタルするマネキンをしっかりと決めていきましょう。一度レンタルして展開後に不備が見つかりまた交換や変更といったことはコストも手間もかかり、メーカー側からも嫌がられます。

マネキンの潮流

抽象マネキン

マネキンのトレンドは現在ほぼありません。無いというのは以前まではリアルマネキン→スカルプチャーマネキン→ヘッドレスマネキン→抽象マネキンというように時代によりトレンドが変わってきましたが、現在ではほぼ抽象マネキンとなっておりそこから大きく変化はでていません。細かい部分では変化や新作は常にありますが、「抽象マネキン」というカテゴリー自体に変化はありません。

直近のなかではトルソーも増えてきておりますがそれでも多くのブランドは抽象マネキンを使っています。

この抽象マネキンが流行り出したのは七彩のLADI(LADIカタログはこちらより)、ヤマトマネキンのLUXE(LUXEカタログはこちらより)などのヒットシリーズが牽引しました。

さて、このような流れで現在のトレンドがありますが、ただその中でもシーズンによってはマネキンとトルソーを入れ替えブランドやスカルチュアを継続して使用してブランド・屋号のアイコンとして使用されているところもあります。

先に記載しているようにいかにして「らしさ」や「イメージの構築」を行うかのブランディングに該当する部分ですのでトレンドを理解した上で最適なものを選定することが重要です。

まとめ

このようにブランドや企業、屋号を表現するマネキンやトルソーは千差万別です。

この中から似合うものをきっちりと選定するためには必要な知識を持って、よりブランドの価値と認知を向上できるようにしてください。

また、顔であるマネキンですが、意外とそこへの意識は薄く雑に扱ったり傷がついてもメンテナンスせずに放置していたりと印象をさげてしまう状態のもの多く見受けられます。

マネキンはメンテナンスや丁寧に扱い、状態は常に最高をキープできるように意識をしていただくと幸いです。

マネキンその他レンタル業者一覧はこちらより

マネキンに対するご相談やそのお問合せはこちらより

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