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ウツワ/Visual Merchandising
2024.1.19

これだけ知っておけば大丈夫!VMDのメイン用語を徹底解説。用語とその役割まで解説していきます。

こんにちはPLAYサイトウです。

今回はVMDの基礎となる用語を解説していきます。

今更かと感じる方も多いかと思いますが基礎用語の共通言語かは売り場にて指示を出す/受ける側として認識のずれが出ないようにするためにも重要です。

また、今後アパレルの道に進みたい方など学生さんの役にも立つように残しておきますね。

それでは早速

目次

展開手法や什器名称

・VP

Visual Presentationの略。店舗内や商業施設のエスカ正面など「視認性の一番良い場所」にて複数体のマネキンやトルソー、もしくはディスプレイツールにてブランドらしさや季節感、トレンドの表現を行い入店促進を促す場所。ブランド、店舗の顔として一番気をつけて演出することが必要。このVPの良し悪しで入店率やブランドの認識が変わってくる。

・PP

Point of Presentationの略。店舗内のいわゆる「目次」的な役割としてどこに何があるのか?や、IP(この次に説明)からピックアップした商品でコーディネートや使用例を含めたPOPなどによる訴求を指すことば。特に売りたいものやお客様のニーズに合わせて提案する場所でVPに比べると実際の店舗ニーズに即した演出となるため、過度な表現などは求められていない。このPPの良し悪しで回遊性や滞在時間に影響が出るので売上の向上にはPPをしっかりと作り込み完成度を上げることが重要。
PPを決める際には「前年、直近、今後」のMD計画と実際の売れ動向を参考に決めると精度が上がる。
あとは、それを店舗スタッフが本気で「良い!」と思えるものにすることも重要。

・IP

Item Presentationの略。各什器に実際に手に取れる状態で整理整頓されて配置されている状態を指す。わかりやすく言えば畳んでテーブルに置いてあったりハンガーでラックにかけてある状態のこと。このIPは選びやすいと買いやすさに直結するので忙しい時でも見やすく触りやすい状態をキープできるようにしましょう。また、VPやPPよりも圧倒的に店舗内面積を占めるのでIPの整理整頓ができていない店舗は圧倒的に他店よりも汚く、魅力を感じない店舗となるので気をつけましょう。

・ハンギング

商品をハンガーにてラックに展開する手法。グラデーションやアイテム編集などその中にもさまざまな手法があるが、基本的には「商品の広がり」を見せることに優れた手法。
例えば色違いやサイズ違いなどパッと見てわかりやすくお客様も想像しやすい目線の流れが誘導できる。また短いラックはコーディネート、長いラックはカラーやバリエーションの広がりを見せるの適しているのでそれぞの什器の特徴に合わせて展開手法をや展開商品をセレクトするとさらに効果的。

・スリーブアウト

ハンガーにて展開する商品をラックに垂直に向かって肩が見えるように配置している状態。
商品の丈感やカラーの広がりがよく見える手法。単品ではなく群れで見せて広がりによる探しやすさを持つ。

・フェイスアウト

ラックに対して商品を水平にハンギングする手法。スリーブアウトに比べて商品のディテールがよく見えるので単品訴求力の強化に向いている。また、壁面などでは商品のディテールを見せることでマグネットポイントとして店内誘導の役割を担うことも。

・ホールデッド(おたたみ)

商品を畳んで什器に展開する手法。こちらはハンギングに比べると商品のディテールが見えず丈感や形もわからない状態なのでシンプルなデザインのものがホールデッドに向いています。
また、ハンギングの動きのある見え方よりも綺麗にたたまれたホールデッドは店舗のイメージを整理整頓された落ち着きのあるイメージにしてくれます。より気をつけて綺麗な状態を維持して欲しい手法です。

・テーブル/ネスト/平台

全てホールデッドを軸とした展開用什器。テーブルはそのままテーブルでネストは2段になっているコの字型、平台は天板がフラットで家具とは違う什器をさします。
これらは雑貨屋アパレルのホールデッドを組みわせてディスプレイとしての演出やホールデッドでシンプルなウェアなどを集積した展開などに使われます。

・ラック

いわゆるハンガーラックです。ラックは置き式で稼働できるショートラックから壁面から出ているものやカセットのように下部にはホールデッド、上部にはプロップスを配置するようなものまで幅広くあります。長いものなどのスリーブアウトがメインとなるラックは広がりを、フェイスアウトや短いものはよりディテールや形などを見せて単品の訴求力を上げることに向いています。その時々の「どのように見せて感じて欲しいか?」に合わせて使い分けましょう。

VMD用語

・レイアウト

什器や商品の配置を決めて実際に陳列すること。ディスプレイやフェイシングの手前の段階。
このレイアウトの時点で店内導線などを決めておく。

・グルーピング

展開する商品を共通項目でグループに分けた状態。大きく分ければアイテムごと素材ごとなど。レイアウトをする際の前準備として分ける。

・ゾーニング

グルーピングの後にそのグループをどこに配置すれば店内回遊が促せたり、比較検討がしやすいか?などを考慮して最終のレイアウトにつなげる。このゾーニングでわかりやすさ、回遊性、買いやすさが変わってくるのでしっかりとしたプランニングが必要。

・MP

Merchandising Presentationの略。VMD業務の中の見え方や見せ方を含む業務を指す。レイアウトや演出、ディスプレイ全般がその中に含まれており、名前の通りに商品=MDを軸としたVMDのこと。

・フェイシング

レイアウト後の商品陳列の仕上げとしてタグ、ハンギングのずれなどをなくし綺麗に整えること。
このフェイシングを行わないと売り場編集は完成とは言えない最後の仕上げ。

・ファサード

店舗の入り口付近を指す。インショップでは通路に面した部分。このフォサードには重要な要素が集まっており、VPやPPはもちろんファーストタッチ用のラックやテーブルなどさまざなま什器がるのでこの部分を重点的に強化することで入店率などの見込み客確保に関わってくる。

・ホットスペース/優位置

ファサード付近のお客様の目に留まりやすい場所や什器のこと。優先的にこの場所に売りたい、売れている商品を設置することでさらに売上を伸ばしたり強化商品の消化を促進したりする。

・ディスプレイ

商品を陳列後に演出としてプロップスを用いたり、商品自体の見せ方を変化させたりして目が止まるようにしたもの。このディスプレイでより魅力的に見せたり「おや?」と気を引いて入店のきっかけや商品に興味を持ってもらうように仕向ける工夫が必要。重要なのは「誰から見ても魅力的、触りやすく手に取りやすい」で、触ると復元できないやごちゃごちゃして見づらいなどはVMDの自己満足で終わるので避けましょう。

ロジックに基づくVMD用語

・導線

店内の什器レイアウトを計画する際にお客様の流れとスタッフの動きを示す通路。この導線がスムーズで途切れないことで回遊性の向上とスタッフの業務効率が変わる。
また通路幅は各商業施設によって変わるが規定があり、基本的には1200mm幅が必要。この根拠は行動学にて人が余裕を持ってすれ違う必須幅とされている。

・ゴールデンスポット

人間の目線で一番見やすく目に入りやすい高さのことをいう。一般的には1300mm〜1500mm程度(男女や年齢で変わる)とされていてそこに主力の商品や売り込みたいもの、POPなどを設置すると良いとされている。コンビニの棚などを思い浮かべてもらうとわかりやすいが、一番上は遠目からでもわかるようにインパクトのあるものを、実際に近づき、ゴールデンスポットには主力の売れ筋商品が陳列されている。

・マグネットポイント

前述の導線やゴールデンスポットといった要素を加味した引き寄せるための場所、または仕掛けのこと。目につきやすい場所にカラーが目立つものを配置したり、高さを変化させて目線を誘導したりと工夫しいる場所。このマグネットポイントにより店内を飽きることなくスムーズに見てもらえるようになる重要なポイント。

エモーショナルなVMD用語

・構成

よく言われる三角構成や左右対称などの手法を持ちて作るディスプレイのこと。多くは雑貨や小物などに活用されるが、VPなどの場合はマネキン、什器のレイアウト自体にも使われる。
それぞれ心理的に与える印象が変わるため、必要な時に必要な手法を正しく選択する必要がある。
例えば三角構成ならば末広がりの安定感や美しさ、左右対称ならば整った規則性と安定感で緊張感や落ち着いたイメージを与える。

・AIDMAの法則

店頭でのお客様も購買行動を表した心理的法則。この法則を元に売り作りを行うとお客様の心理に合わせた最適な売り場を作ることができる。

まとめ

以上がおもなVMD用語とその解説です。
言葉と意味を知ることでより深く理解し、実際に店頭にてVMD編集を行う際などに活きてくるのでしhっかりと覚え、理解し、実践してくださいね。

今回の用語も絞り込んだ一部ですのでまた機会があればより深く、細くしたものを作ろうかと思います。

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