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ウツワ/Visual Merchandising
2023.1.20

什器にはそれぞれ役割があってそれに従ってレイアウトされてるって話

こんにちは。VMDコンサルタントの齋藤です。

あまり普段は気にせずに使っている什器にもそれぞれ役割があり、その役割に応じてレイアウトされています。

今回はそんな什器の役割とレイアウトによる違いをお伝えしていきます。

些細なことですが什器の役割がわかればそこに配置する商品もわかりやすくなるので店頭で商品レイアウトを変更する時などに迷わずスムーズに実施できるようになるお得な情報です。

什器の種類と役割

大きく分けると什器はハンギングするための什器とホールデッドのための什器に分けられます。

まずはメインとなるハンギングするための什器ですがこちらはさらに2種類に分かれ、①壁面用と②それ以外の店内用に分かれます。

①は形状的に壁面に支柱を差し込み直接壁面に取り付けるタイプと大型のBOXのような什器の中にラックが取り付けられているものがあります。

どちらも目的はじっくりと店内で見てもらうために高額商品や客数を稼ぐための商材でないものを展開するための什器です。

これらの役割は型数や色などの「広がり」を見せるためのものです。

特にスリーブアウトで展開するものは商品のディテールを見せるというよりもこの広がりを見せるために使う手法です。

次にそれ以外の可動の什器ですが、こちらは商品をグループに分けて同じグループの商品群からピックアップした商品を展開することで壁面よりも注目度を高めて売り込む形が多いです。

また、テイスト別に分けてコーディネートで演出したり、客数獲得ように短めのラックで露出を高めたりと、いった役割があります。

特にファサード付近のこれらのラックは入店の動機づけとして使われます。

とはいえ、全てが常にそうではなく、冬の時期ならコートなどの高額商品の中でも特に売り込みたいものはこのラックに展開されます。

ようは時期やタイミングによってその時の売り込みたい商品をピックアップして展開していく場所となり、その傾向はファサードに近いほど如実です。

最後にホールデッドの什器ですが、こちらは現状ファサードにテーブルが多いです。

畳むので商品のディテールが見せられないため畳んでも問題のないボトムやトップスのシンプルなものをおく場合と、テーブルをディスプレイステージに見立てて演出に軸をおいてアイキャッチとする場合があります。

前者は同アイテムを積み上げたり横に広く展開することでカラーの広がりを見せるファスト系の陳列手法と品番ごとに積み上げてアイテムの広がりを見せるなどがあり、後者はコーディネートや雑貨などを含めた賑わいのひとつとして演出などがあり、セレクトショップなどでよく見かける手法です。

まとめ

このようにそれぞれの什器の役割を正確に理解することでアイテム、目的別に考えて商品レイアウトの軸とするとスムーズに決められます。

またレイアウトを考える時に重要となってくる要素としてカテゴライズやグルーピングがありますがそちらは別の機会に。

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