短期レンタル什器の1回あたりの費用はどのぐらいかかる?
こんにちは。VMDディレクターの齋藤です。
ここ最近は小さな産まれたてのブランドや今後伸ばしていきたい地方産業などのPOPUPをお手伝いすることが多いのですがそこで一番ネックになるのが「コスト」です。
時間や人といったコストから直接的なキャッシュアウトが発生するコストまで全てのコストがネックとなっています。
気軽にPOPUPやろうよ!と誘われたからOKしたら思ったよりもコストが嵩んで赤字に・・・なんてことは日常茶飯事です。
館などに付随するコストは前回の記事を参考に
前回の記事はこちら
今回はレンタル什器に焦点をあてておおよその金額を紹介します。
POPUPをお考えの方はご参考までにするっと読んでいただくと事前知識として判断の役に立ちますのでぜひ読んでいってくださいね。
目次
レンタル費用の考え方
これは簡単に言うと短期レンタルと長期レンタルとあるのですが、POPUPの場合ほとんどが短期(1週間とか長くても2週間程度)ですでのこの「短期」についてお教えします。
まずは短期は1週間だろうと1日だろうと金額は同じ場合がほとんどです。
レンタル期間の日割りによる費用のものもありますが一部特殊なレンタル商品だけでほとんどは決まった金額です。
では、この短期とはどの程度の期間を指すの?ですが、基本は「1ヶ月」です。
先ほども記述の通り、これが1日だろうと1週間だろうと金額は1ヶ月分として考えられるので一番コスパよいのは1ヶ月間レンタルですね。
ただ、POPUPの場合は場所によって最長期間など決まっているのでほんとんどは1週間で区切られてしましますが・・・
たまに「レンタル期間短いから安くしてよ!」などの値切りを耳にしますがまず無意味です。
それであれば素直に「予算が〇〇万円しかないので・・・」と伝えてその予算内で実現できる什器のや方法を提案してもらう方が結果安くなったりますので短期レンタルの仕組みを覚えておき無駄な値段交渉はやめまて建設的に値段交渉しましょう。
什器の種類による金額の違い
レンタル金額は一概に「ラック」などの括りで同じような値段にはなっておらずデザインによってびっくりするほど金額が変わります。
例えば一般的なレンタルフィッティングルームで安いものだと1万以下などありますが、高いと4〜5万などとかなり高額になります。
什器選定の際はデザインと金額がうまく折り合いのつくものを選ぶのも重要なポイントです。
デザインがよくて価格が高くても問題ない場合はよいのですが、後述する諸経費など含むとレンタル費用が結構な金額になってしまうことも多々あり、結果レンタルを断念せざるをえない事例をよく見かけますのでご注意ください。
シンプルでベーシックなデザインであればラックは1本数千円〜、テーブルなどは1万〜、マネキンは7千円〜などのようなイメージです。
ただ、現在は物価の高騰で製作費が高騰しているのでレンタル費用も若干あがっている傾向が見られます。
忘れがちなその他諸経費
今回の中で多く場合が一番コストがかかるのがこのその他諸経費です。
詳しく分けると
・人件費(アルバイトやデザインより職人)
・副資材(テープや梱包材などの消耗品)
・運搬費(トラック代)
・現場管理費(現場監督としてレンタル会社の営業などが立会い)
・会社諸経費
以上がその他諸経費の大体の内訳です。
この内容で大体15万〜します。
ちなみに運搬が少ない場合や特殊な施工がない場合です。デザインが増えればさらにここも増えていきます。
わかりやすい例えで言えば30万のレンタル代のうち半分が什器、半分が諸経費といった感じです。
なので、什器そのもののレンタル費用が安くてもトータルすると意外と金額が大きくなるのでそのことを忘れずに!
まとめ
はい、ということで大体のレンタル金額のイメージはお持ちいただけましたでしょうか?
どんなに安くてもレンタル什器を5つほど借りて持ってきてもらうと15万以上はする!と思っておいていただくと見積りを依頼したときに「たかっ!?」とならないのでその後の交渉がスムーズに進められると思います。
最近は楽○や密林などで安いフィッティングや什器があるのでそれらを購入して配送で手配することでコストを抑えて出店されている場合も見ますが、売り場を作る時間や撤去の時間にかかる人的コストと時間的コストを考えるとどちらがよいのか・・・といった感じなので費用と労力などのコスト比較で自分たちにあったやり方を探すことがコストを抑え、利益につながる重要なポイントなのでここの見極めのご参考にしていただければ幸いです。