スタッフ全員が“売れる”を実現するための現場設計

こんにちは、PLAY inc. の四元です。
前回のブログでは「データを見るだけで終わらせず、売れるパターンを作る」ことについて解説しました。
ここまででも、売れるためのすじはつかめるはずです。 でも問題はここからです。
それを、「誰でも実行できる現場設計」に落とし込めるかどうかで、その店の未来が変わります。
すごい人のすごい売り方は現場では消える
「昨日はあのスタッフだけでめちゃめちゃ売れたのに」 その後、同じ商品を別のスタッフが接客しても売れない。
こんな現象は、どの現場にもあります。
それはなぜか? 原因は、そのスタッフだけが持っている「売れる技術」が、チームに共有されていないからです。
どう接客したのか、どういうワードを使ったのか、どんな教育でそれを手に入れたのか。 それがない限り、結果は内在化されたままで終わります。
ここを、「誰でも売れる」現場に変えていく。 それが「現場設計」の工夫なんです。
現場で実行する3つのポイント
ECデータを使って売れる現場をつくるためには、次の3つが必須です。
1.フォーマット化された接客トーク
ECデータをもとに「どの時間、どの年代、どの性別にどんな言葉が刺さったか」を分析し、それを「接客パターン」として文字化。 これをマニュアルや接客訓練の資料に落とし込みます。
2.売場の効果マッピング
一張のPOPに何を書くのか? どこのテーブルにどの商品を置くのか? ここにも「データ論」が役立ちます。
たとえば「重要キーワードから漏れている商品」は、買うつもりがあった人にとって「気づけば買ってた」商品です。 そういう商品を、送導ポイントに置くというような「マッピング」が重要になります。
3.チームでの共有フローを定着させる
「こう接客したら売れた」の後に「これをみんなに伝える」のフローを設計しておくことが必要です。
チームラインへの投稿フォーマットや 「今週の売れ第1位商品はこれ」という勧告 そのまま接客ロープレのネタになるような資料化…
計画された共有は、「エラーをへらす」のではなく「誰でも超えられる」を作る道具になるんです。
「誰でも売れる」を、現場にインストールする
ECデータが教えてくれる、「売れるパターン」。
それを現場に落とし込むことは、「無性な教育はいらない」「ローテーションで済む」現場づくりになります。
このやり方は、すでに多くの現場で結果を出しています。
次回は、そのインストール施行例を使って、実際にどれだけ「誰でも売れる」が実現したのかをご紹介します。
どうぞお楽しみに!