アパレル業界悲観論の罠にハマってませんか?

 

こんにちは、ヨツモトです。

最近アパレル業界では老舗と言われる百貨店大手ブランドの撤退や店舗閉鎖が相次いでいますね。
それに、セレクトShopも営業利益が数%しか残らない中で先行き不透明。

外野の評論家も、業界は自殺行為してるだの何だのと悲観論。
もっぱらファストリの業績に一喜一憂に終始する事で経済を語ってるだけ。

誰もがアパレルは終わる的な論調です。

ですが、僕の考え方は違うんですよね。

 

『今のアパレル業界の成り行きは悲観論とは全く逆である。』

危機的な状況を迎えてるのではなく、実はその逆だと思っています。

『適正な規模に戻ろうとしている過程である。』

今の店舗過多や、それに伴う在庫過多。
モノ余りによるセール乱発のプロパー消化率の低下。
利益率の圧迫による業績の悪化の原因の1つが、約10年前あたりに始まった異常な円高から始まった事は間違いないのではないでしょうか?

海外生産でのコスト安だけではなく、為替の隙間によるメリットで日本のメーカーが安く作れるという「付加価値」が生まれてしまった事。

低価格という付加価値のリスクとして大量生産がセットされていたが、デフレ経済へ突入した日本経済は、数年前まで適正価格で買っていた価格で3倍の商品量を買える事にお客さんは歓喜し、消費金額は減らす事なく購買点数を増やすお客さんの消費行動で助けられ、そのリスクを回避出来ていた。

でも、それはただのデフレバブル。
大量購買がいつもでも続く訳もない。

一種の「デフレバブル」という事に気が付かず、そのリスクをリスクと感じる感覚が麻痺していく。

でも、お客さんだって馬鹿ではない。

長く低価格という付加価値だけが続くと、実は適正価格自体が今迄間違っていて付加価値と感じた低価格が実は「適正な価格」ではないのだろうか?と疑問を持ちはじめるのは当然のコト。

そうするとデフレバブル=円安が終わりを告げた近年の業界は、お客さんにとって適正価格になってしまった円安時代の価格では、当然利益率を圧迫し始める。
新しい提案をしていく必要はわかっているが、低価格という「付加価値」で出来上がった仕組みを急に変える事も出来ずに殆どの企業が打つ手をなくしています。

「低価格」という付加価値にあぐらを掻いていたツケが回ってきています。

円安の終了と共に失った利益率を方法論も、価格をそのままで大量の薄利商材を売る事でしか解決策が見つけられない状態。
出店コストの回収リスクが以前よりも高くなっても、SC出店の相乗りの店舗増しかとれる方法がなく、結果的には利益率より目先のま現金回収を優先するしかなくなり、ただでさえ薄利の商材の更に大幅OFFで「投売り」という悪循環。

ここまで読んで貰って気が付いて頂け出ましたでしょうか?

今は店も、ブランドも、商品も、単純に増えすぎただけなんです。
しかも、未だに円安バブルの時に作られた売れる仕組みのままで動いてる。

時代の経済のトレンドが示す先とはとは合致してない方法論。

『元の適正な規模感に戻ろうとしているだけ。健全な規模感に戻ろうとしてる。』

だから今の現状は悲観論の全く逆で健全化への踊場に立っていると思っています。

ですが、この踊場の先はバブル前と同じ環境では勿論ありません。
規模が適正に戻るだけ。

ビッグプレイヤーの顔触れも変わってるし、業界外の環境も変わっている。
世界や日本の経済のトレンドも10年前とは変化しています。

お客さんのマインドや価値観も。

だからこそ、「チャンス」の時なんじゃないですか?

今をただの悲観論で終わらせるか?それとも適正な規模感に戻る過程の中で、自分のポジションをどこにするか?
それによって、あなたのこの先の10年がまた変わる。

気が付いている人達は積極的に動いています。
円高バブルのやり方や儲け方は既に手を離して。

あなたも根本的なこの「適正な規模感に戻る過程」っていう感覚があるかどうかで、やり方は随分と変わってくる。

実は10年前も今も売っているモノ自体は大して何も変わってない事実。

じゃあ、企業の好調と不好調の差は何?

優秀な販売員がいる!だけなんて綺麗事を言うつもりはありません。
それは大切な要素の1つであるが、その要素を最大限に活かす仕組みの方を整えんと効果は半減です。

誰もが、目の届く見やすい所にしか目をむけない。
本当に大事なところは、見にくい場所にある。

世の中の空気を知っていても、世の中の空気に流されてはいけない。

あなたは何を感じて、どこに目を向けますか?